岩崎達、胸張れる2安打
必死で手を伸ばした。6回表無死二塁、小窪の中堅へ抜けそうな打球をグラブに収めたかに見えた岩崎達。だが収まらなかった打球が後方に転がり、必死の本塁送球が間に合わなかった上に打者走者を二塁まで進めてしまった。
荒木の欠場で巡ってきた昨年8月20日の横浜戦(横浜)以来のスタメン。3回1死の第1打席、遊撃内野安打で今季3打席目の初安打をマークすると、5回2死には中前に落とす連続打席安打。1軍に初出場した昨年の倍のヒットをマーク。1点を追った9回先頭では「何が何でも出てやろう」と念じて打席に入り、フルカウントからファウル2つで粘り、永川から四球を選んだ。
しかし「打つ打たないじゃなくぼくの場合は守りが大事。ひとつアウトを取っておかないと」。口を突いたのは6回の守備の反省だった。自身のプレーで残った走者・小窪が広島の4点目のホームを踏んだ。その1点を結果的に追いつけなかっただけに悔いが残った。
ただ、この夜の2安打は胸を張っていいだろう。開幕1軍入りを果たしたものの5月18日に出場選手登録抹消されるまで1打席も与えられなかった。7月10日の再登録以降も代走以外は代打で2打席、三塁の守備で4イニング(3試合)守っただけ。井端、荒木、森野という壁に出番を阻まれながらも、毎日の練習で力を蓄えてきた証拠なのだから。
2009年9月3日 中日スポーツ紙面から
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